福島環境放射線フィールドワーク
活動場所：福島県福島市
活動期間：2014年3月20（木）～24日（月）
平成26年3月20～24日の5日間にわたり、留学生2名を含む道場生7名を対象に授業科目「環境放射線計測フィールドワーク」（FW）を福島県で実施しました。初日はFWの基地となる福島市内の宿泊施設において、使用する3種類のサーベイメータ（電離箱、GM管、NaIシンチレーション）及び核種同定可能なポータブルガンマ線スペクトロメータの操作方法等の確認を行った後、簡単な筆記試験を実施して理解度をチェックしました。2～4日目は全員がレンタカーに分乗して福島市内、伊達市、飯館村で一緒にFWを実施しました。飯館村内帰還困難地域バリケード手前付近での実施状況を写真に示します。除染の有無や地形等による線量率の違い等について体験的に理解を深めることができました。最終日は福島市内の福島県原子力センター及び日本原子力研究開発機構笹木野分析所を訪問し、食品や環境試料中の微量放射性核種測定システムの見学やホールボディーカウンター実習を行いました。また、大学に持ち帰った土壌や植物等の環境試料について、その放射能や放射性核種の分布測定、核種同定等を近く実施する予定です。
